「副業整体を始めたいけど、お金がどれくらいかかるのかわからない」
そう思って、なかなか一歩が踏み出せていませんか?
整体院の開業資金を調べると、「最低でも100万円」「テナント込みで500万円以上」といった数字が並びます。
それを見て、「やっぱり無理か…」と諦めてしまう理学療法士は少なくないはずです。
でも、副業整体はそれとは全く別の話です。
私は理学療法士14年目、副業整体を始めてから1年半が経ちます。
実際に開業でかかった初期費用は3万円ちょっと。
毎月のランニングコストは約3000円。
本業を続けながら、家族を養いながら、リスクを最小限に抑えた形でスタートしました。
この記事では、私が実際にかけた費用の内訳を一切隠さず公開します。
「副業で整体業をするって、本当はいくらかかるの?」という疑問に、具体的な数字でお答えします。
副業整体院の開業資金は3万円|内訳公開
一般的な整体院の開業ではいくらかかる?
一般的に整体院を独立開業する場合、テナントの敷金・礼金・内装費・設備費・広告費などが重なり、最低でも100〜200万円、テナントを構えると500万円以上かかるケースも珍しくありません。
「整体院 開業資金」で検索すると、こうした情報ばかり出てきます。
それが「整体の開業はお金がかかる」という先入観を作り出しています。
しかし、副業整体は話が違います。
私の場合、開業までにかかった費用の合計は30,720円でした。
この金額で副業整体をスタートできた理由は、「何が本当に必要で、何が不要か」を徹底的に考えたからです。
以下で、それぞれの内訳を詳しく説明します。
書籍:4,510円
開業前に、副業・税金・青色申告・簿記に関する本を購入しました。
「施術の本ではないの?」と思われるかもしれませんが、技術は現場で14年磨いてきた自信があります。
私が不足していたのは、「事業として動かすための知識」でした。
副業整体は個人事業です。
確定申告、経費の計算、税の仕組みを理解しておかないと、後になって慌てることになります。
開業前に最低限の知識を身につけておいたことは、今振り返っても正解でした。
名刺:2,000円
名刺はCanvaで自作しました。印刷代のみで約2,000円です。
SNS集客をしていない私の集客方法は完全紹介制です。
そのため、名刺は新規顧客との最初の接点となる重要なツールです。
デザインにこだわりすぎる必要はありませんが、清潔感があり信頼感を伝えられるものを意識して作成しました。
具体的な名刺の内容や集客方法については有料記事で詳しく解説しています。
▶関連記事:【副業整体師が教える】本業バレしない集客方法|SNS不要で安心開業
▶関連記事:【理学療法士による副業整体の始め方】月5万円作るまでの完全ロードマップ
物品:14,248円
副業整体で実際に使用している物品は以下の通りです。
■施術用枕
■バスタオル(2枚)
■クッション
■物品を入れるバッグ(55~65ℓ)
合計で14,248円。すべて一般的に購入できるアイテムばかりです。
特にバッグは、施術道具一式をまとめて持ち運べる大容量のものを選びました。
レンタルサロンへの移動がスムーズになるので、サイズ選びは重要です。
衣類:9,962円
副業整体で着用する衣類として、ケーシーとサンダルを購入しました。
ケーシーとは医療・介護の現場でよく着用される白衣の一種です。
理学療法士として見慣れているため、患者様にとっても安心感を与えやすい点が気に入っています。
動きやすさと清潔感の両方を兼ね備えており、副業整体の施術着として最適だと感じています。
その他:施術ベッドについて
開業資金を3万円に抑えられた最大の理由が、施術用ベッドを購入しなかったことです。
私が利用しているレンタルサロンには施術用ベッドが備え付けられているため、自分で用意する必要がありませんでした。
ただし、すべてのレンタルサロンにベッドがあるわけではありません。
もし利用予定の施設にベッドがない場合は、持ち運び可能な折りたたみ式の施術ベッドを別途購入する必要があります。
価格は1〜3万円程度が目安です。
レンタルサロン選びの段階でベッドの有無を確認しておくことをおすすめします。
副業整体のランニングコストは月3000円|内訳公開
開業後、継続してかかる固定費(ランニングコスト)は月約3,000円です。
以下で、それぞれの内訳を詳しく説明します。
民間保険:月約1,000円
整体向けの民間保険(施術者向け賠償責任保険)に加入しています。
特に開業1年目は必ず加入することをおすすめします。
1年目は勝手がわからないことも多く、予期せぬトラブルが起きた際の備えとして不可欠です。
年間12,000円(月1,000円)という費用は、安心を買うための最低限の投資です。
2年目以降は自分の状況を見て判断すれば良いですが、私自身は継続して加入しています。
ホームページ:月約1,028円
ホームページはConoHa WINGを使って自作しました。
年間約12,342円(月換算で1,028円)です。
少し特殊な使い方をしていて、一般公開はせず、公式LINEアカウントと連携させる形で運用しています。
LINEにお友達登録してくれた方にのみホームページのURLを案内し、施術メニューや料金、私のプロフィールを確認してもらうという仕組みです。
これにより、身バレのリスクを最小限に抑えつつ、信頼関係がある方にだけ情報を届けることができています。

スマホの通信費:月約1,000円
スマホの通信費の一部を経費として計上しています。
計算方法は、1週間のうち副業に使っている通信時間を割り出し、全体の約25%を副業の経費として按分しています。
副業の予約対応やLINEでのやり取り、情報収集などに使っている時間を根拠に算出しました。
このように、プライベートと副業の両方で使うものは「按分」して経費計上できます。
税務的にも合理的な根拠があれば問題ありません。
その他:確定申告について
ランニングコストとは少し異なりますが、青色申告についても触れておきます。
青色申告とは、税の優遇を受けられる申告制度です。
最大65万円の控除が受けられるため、副業収入がある方にとっては節税効果が大きくなります。
ただし、複式簿記による記帳など一定の知識が必要です。
私の場合は税に詳しい友人のサポートを受けながら初年度を乗り切りましたが、一人では難しいと感じる方にはシェアNo.1の「やよいの青色申告」の活用をおすすめします。
▶関連記事:【副業整体のための確定申告までの流れ】納税するまでのロードマップ
副業整体の変動費|内訳公開
ランニングコスト(固定費)とは別に、実際に施術に出勤した月だけかかる変動費があります。
月の稼働日数によって変わりますが、これが「出勤するたびにかかるコスト」です。
レンタルサロン費 :1時間1,320円
自宅での施術は行っていません。
理由は2つ。固定費の削減と自宅バレの防止です。
私が利用しているレンタルサロンは1時間1,320円。
施術用ベッドが備え付けられており、無料駐車場もあります。
常駐スタッフがいて、オーナーの方がとても信頼できる方なので、開業当初からずっと同じ場所を使い続けています。
初期のレンタルサロン選びは、コスト・設備・立地・雰囲気などを比較検討することをおすすめします。
▶関連記事:理学療法士が副業整体で使うレンタルサロンの選び方|21項目チェックリスト付き
通勤費:1回あたり約270円
自宅からレンタルサロンまでは往復16km。
私の車の燃費は1Lあたり10kmなので、1往復で1.6Lのガソリンを使います。
ガソリンが1Lあたり170円の場合、1回の通勤コストは以下の通りです。
1.6L × 170円 = 272円
月に何回施術するかによって変動しますが、1回あたり300円以下というのは非常に低コストです。
副業整体1年間の収入と支出を大公開
副業整体を開始した2024年6月から2025年5月までの1年間の収支サマリーです。
副業整体を開始して最初の1年間で得た利益は、月平均で約5万円という結果になりました。
大きな金額ではないかもしれません。
しかし、これは本業を続けながら、家族がいる中で、無理のない稼働日数で積み上げた数字です。
「リスクを取らずに現実的に動いた結果」として、自分では十分な手ごたえを感じています。
開業資金3万円・月のランニングコスト3,000円に対して、月平均5万円の利益が出るという構図は、投資対効果として非常に優秀だと言えるのではないでしょうか。
▶関連記事:【理学療法士が副業整体で月5万円】1年間の収入・経費を全公開
いかがだったでしょうか?この記事があなたの副業整体への一歩を後押しできれば幸いです。


