そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
私は2024年6月に、理学療法士として病院勤務を続けながら、副業整体を始めました。
現在も本業を続けながら副業整体を継続しています。
副業整体を開始してからの1年間は、
売上:約81.6万円
経費:約20.9万円
利益:約60.7万円
月平均利益:約5.1万円
という結果になりました。
▶関連記事:理学療法士の副業整体の収入は?1年間の売上・経費・利益を全公開|月5万円の実例
ただし、この記事で「理学療法士なら誰でも月5万円稼げます」と伝えたいわけではありません。
大切なのは、「私にできたから、あなたにもできる」と単純に考えることではありません。
この記事では、私が副業整体を始めたときの条件をすべて公開します。
そして、「自分の条件と比べて、副業整体で月5万円を目指すことは現実的なのか?」を判断できるように、5つのポイントに分けて解説します。
副業整体を始めるかどうかを決める前に、まずは自分自身の条件を確認してみてください。
結論|副業整体で月5万円を目指すなら、まず5つの条件を確認しよう
副業整体の「やりやすさ」は、資格だけで決まるものではありません。
私が実際に副業整体を始めて感じたのは、次の5つの条件が大きく影響するということです。
この5つの条件がすべて完璧である必要はありません。
実際、私自身も、
という、決して恵まれているとは言えない条件でスタートしました。
それでも、工夫を重ねることで年間約60万円の利益を得ることができました。
だからこそ、「条件が悪いから無理」ではなく、「自分にはどんな条件があり、どんな制約があるのか」を把握することが大切です。
ここから、5つの条件を一つずつ確認していきましょう。
条件①|施術に関する知識・技術
まず必要なのは、当然ですがお客様に提供できる施術の知識・技術です。
副業整体は、単に「整体を開業する」だけでは成り立ちません。
お客様が、「この人にお願いしたい」「また受けたい」と思えるだけの価値を提供する必要があります。
私の場合は、理学療法士として病院で長年勤務してきた経験が、この部分で大きな強みになりました。
身体の評価、運動療法、解剖学・運動学など、これまで本業で培ってきた知識や経験を、副業整体でも活かすことができたからです。
ただし、ここで一つ注意してほしいことがあります。
資格そのものが売上を生むわけではない
理学療法士などの資格を持っていることは、確かに信頼を得るための土台になります。
しかし、「資格がある=お客様が来る」わけではありません。
資格はあくまで、「身体について専門的に学んできた」という信頼の根拠の一つです。
そこに、
などが加わって、初めてサービスとしての価値になります。
そのため、資格の有無だけで判断するのではなく、「自分には、お客様に提供できる技術や経験があるか?」を考えてみてください。
自分の得意分野を明確にする
副業整体では、大手整体院のように幅広いサービスを提供する必要はありません。
むしろ、営業日や営業時間が限られている副業整体だからこそ、「誰の、どんな悩みを解決するのか」を明確にした方が集客しやすくなります。
例えば、
など、自分の得意分野とターゲットを組み合わせる方法があります。
私自身も、理学療法士として培ってきた知識や経験を、整体というサービスに活かしています。
▶関連記事:副業整体の事業計画チェックシート付き|私が令和6年3月に書いた”リアルな計画”を全公開
条件②|PC・ネットを活用する力
2つ目は、PCやネットを活用する力です。
これは「PCが得意でなければ副業整体ができない」という意味ではありません。
むしろ私が感じたメリットは、開業・運営にかかるコストを抑えられるということです。
私はこれまでのブログ運営経験を活かし、
などを自分で準備しました。
例えば、名刺はCanvaを使って作成し、公式LINEは予約受付などに活用しています。
ホームページも自分で作成しました。
これらをすべて外注すれば、それなりの費用がかかります。
しかし、自分で作れるものを自作することで、「必要最低限の費用で始める」ことができます。
副業整体は「スモールスタート」が基本
私は、副業を始めるなら、最初から大きな投資をしないことをおすすめします。
例えば、
こうした準備をしてから、「お客様が来なかった……」となると、損失が大きくなります。
それよりも、

最小限のコストで始める
↓
お客様が来る
↓
利益が出る
↓
必要なものに少しずつ投資する
という順番の方が、リスクを抑えられます。
副業だからこそ、「小さく始めて、必要になったら大きくする」という考え方が重要です。
条件③|税務・お金を管理する力
3つ目は、税務やお金を管理する力です。
これは売上を直接増やす条件ではありません。
しかし、副業整体を安全に続けるためには非常に重要な条件です。
副業で収入を得るようになると、
などを自分で管理する必要があります。
私自身も、副業整体について事業所得として申告し、青色申告で確定申告を行っています。
確定申告は、正直なところ簡単ではありません。
私も本を読んだり調べたりしながら進めていますが、分からないことが出てくることがあります。
そんなときに、税務に詳しい友人へ相談できる環境があったことは大きな助けになりました。
税務に詳しくなくても副業はできる
では、「税金のことが何も分からないから、副業整体は無理なの?」というと、そうではありません。
大切なのは、分からないまま放置しないことです。
例えば、
など、サポートを受けながら進めることができます。
副業を始める前から税務のプロになる必要はありません。
ただ、「分からないことを、分からないままにしない」という姿勢は持っておきましょう。
▶関連記事:【副業整体のための確定申告までの流れ】正しく納税するまでのロードマップ
条件④|副業整体に使える時間
4つ目は、副業整体に使える時間です。
そして、これは私自身が最も苦労した条件の一つでした。
私は回復期病院で理学療法士として勤務しており、休日は「土曜日+平日1日」という勤務形態です。
さらに、家族との時間を大切にするため、土日祝日は副業整体を行わないという妻とのルールを決めました。
そのため、営業できるのは基本的に平日のみ。
さらに、月2〜5回程度という限られた営業日数からスタートしました。
家族との時間を守ることも「条件」の一つ
副業を始めるとき、「どうすれば売上を最大化できるか?」だけを考えてしまいがちです。
しかし、私にとっては、家族との時間を守ることも非常に重要でした。
副業で収入が増えても、
そんな状態では、長く続けることはできません。
だから私は、「副業でどこまで稼ぐか」より先に、「どこまでなら無理なく続けられるか」を決めました。
これは人によって正解が違います。
あなたの場合、
を一度整理してみてください。
条件⑤|本業との兼ね合いで公開できる情報
5つ目は、「どこまで自分の情報を公開できるか」です。
これは、私自身が副業整体を始める上で一番悩んだところでした。
私は本業の職場に副業を知られたくなかったため、
という条件で運営していました。
つまり、一般的な整体院と比べると、集客のために使える情報がかなり限られていたということです。
顔出しできないことは集客面で不利になる
整体院を探すお客様にとって、「どんな人が施術するのか?」は重要な情報です。
顔写真があれば、「この人なら安心できそう」と感じてもらいやすくなります。
また、施術後のお客様の感想や写真なども、許可を得たうえで掲載できれば、信頼につながります。
しかし、私は顔出しをしないと決めていたため、そうした集客方法を使えませんでした。
住所を詳しく公開できないこともハンデになる
さらに、レンタルサロンを利用していたため、サロン側の意向で施術場所の詳細な住所を公開することもできませんでした。
新規のお客様からすると、
「実際にどこにあるの?」
「自宅から通える場所なの?」
という不安が残ります。
これも、予約のハードルを上げる要因になります。
つまり私は、「営業時間が短い」だけではなく、「公開できる情報も少ない」という二重の制約を抱えていました。
それでも、なぜ副業整体を続けられたのか?
ここまで読んで、「そんなに制約があって、本当に月5万円を目指せるの?」と思ったかもしれません。
私自身も、始める前は不安でした。
しかし、ここで大切なのは、「不利な条件がある=副業整体ができない」ではないということです。
私の場合は、
などを組み合わせることで、制約を補っていきました。
つまり、条件そのものより、「その条件の中でどう設計するか」が重要だったということです。
あなたは、5つの条件をどれくらい満たしていますか?
ここまでの内容を、一度整理してみましょう。
① 施術に関する知識・技術
お客様に提供できる施術や専門知識がありますか?
② PC・ネットを活用する力
予約管理やホームページ、名刺などを自分で作ったり、必要な情報を調べたりできますか?
③ 税務・お金を管理する力
売上・経費・確定申告などについて、必要な情報を調べたり、専門家へ相談したりできますか?
④ 副業整体に使える時間
本業や家族との時間を守りながら、副業に使える時間がありますか?
⑤ 本業との兼ね合いで公開できる情報
勤務先のルールや家庭の事情を踏まえて、顔出し・SNS・住所公開など、どこまで情報を出せるか把握していますか?
5つすべてが揃っていなくても大丈夫です
ここで、一つ伝えておきたいことがあります。
5つすべてを完璧に満たしている必要はありません。
私自身、
という制約がありました。
つまり、最初から「副業整体をするには理想的な条件」だったわけではありません。
だからこそ、「自分には何があるのか?」。
そして、「足りないものは、工夫や準備で補えるのか?」。
を考えることが重要です。
月5万円は、あなたにとって現実的なのか?
私が副業整体で目標にしているのは、月5万円程度の副収入です。
例えば、1回10,000円 × 月5人 = 5万円です。
もちろん、実際には施術料金、経費、キャンセル、営業日数などによって変わります。
また、「月5人なら簡単」という意味でもありません。
大切なのは、「自分の使える時間で、月に何人のお客様へサービスを提供できるのか?」を考えることです。
例えば、
月3回しか営業できない。
でも1日2人まで施術できる。
ひと月の施術人数は3日 × 2人 = 6人です。
施術単価が10,000円なら、6人 × 10,000円 = 売上は6万円となります。
このように、自分の条件を数字に置き換えてみると、「月5万円が現実的なのか」が見えてきます。
だから私は、月5万円を「誰でも達成できる金額」としてではなく、自分の条件から逆算して考える目標として捉えています。
▶関連記事:副業整体の事業計画チェックシート付き|私が令和6年3月に書いた”リアルな計画”を全公開
副業整体は「条件」より「設計」が大切
この記事を通して、一番伝えたいのはここです。
副業整体を始めるうえで、
と最初から諦める必要はありません。
もちろん、不利な条件はあります。
私自身も、たくさんの制約がありました。
でも、不利な条件を把握することと、不利な条件に負けることは別です。
例えば、
このように、「できないこと」を嘆くのではなく、「できること」を組み合わせて設計する。
これが、副業整体を長く続けるうえで重要だと私は考えています。
副業整体を始める前に、もう一つ考えてほしいこと
副業整体を始めるなら、「いくら稼ぎたいか」だけではなく、「どんな生活を維持したいか」も考えてみてください。
私の場合は、
という条件を最初に決めました。
そのうえで、「この条件の中で、どこまでできるか?」を考えました。
副業だからこそ、売上だけを追いかけなくてもいい。
「無理なく続けられること」も、成功の条件の一つだと思っています。
副業整体を本気で始めたい方へ
ここまで読んで、「自分の条件なら、副業整体を始められそう」と思った方へ。
次に必要なのは、「じゃあ、具体的に何から始めればいいの?」という部分ですよね。
私自身も、最初は、
分からないことばかりでした。
そこで、私が実際に副業整体を始めてから経験したことを、「理学療法士による副業整体の始め方|月5万円作るまでの完全ロードマップ」にまとめました。
この記事には、

「始める前の準備」
↓
「開業準備の手順」
↓
「集客方法」
↓
「施術のポイント」
↓
「リピートしてもらうために」
という順番にまとめてあります。
「副業整体について知りたい」という段階ではなく、「実際に始める」と決めた方はこちらの記事へ進んでください。
▶関連記事:理学療法士による副業整体の始め方|月5万円作るまでの完全ロードマップ
まとめ|あなたの条件から、副業整体の可能性を考えてみよう
今回は、私が副業整体を始めたときの条件をもとに、副業整体で月5万円を目指すために確認したい5つの条件を紹介しました。
5つの条件を私自身に当てはめて見えると、
がありました。一方で、
という制約もありました。
それでも、年間約60万円の利益を得ることができました。
だからこそ、「自分は条件が悪いから無理だ」と最初から諦める必要はないと思っています。
✅大切なのは、自分には何があるのか。
✅何が足りないのか。
✅足りないものを、どう補うのか。
✅そして、自分の生活を守りながら、どこまでできるのか。
を考えることです。
副業整体は、誰でも簡単に稼げる方法ではありません。
でも、本業を続けながら、自分の知識や技術を活かして収入を得る手段になります。
まずは、あなた自身の条件を整理してみてください。
そして、「自分にもできそうだ」と思えたなら、次は具体的な準備へ進みましょう。
あなたの副業整体が、無理なく・現実的に続けられる形になることを応援しています。



「副業整体に興味はあるけど、自分にもできるのだろうか?」
「理学療法士なら、本当に月5万円の副収入を作れるの?」