【理学療法士14年目の告白】技術を磨いても給料は上がらない|病院で評価されない理由と副業整体という選択肢

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トトン
トトン

こんにちは。

副業整体師のトトンです。

「このまま病院勤めでいいのだろうか……」

技術を磨いても給料は上がらず、患者様からの評価と、病院からの評価が一致しない。

そんな悩みを抱えていませんか?

私は現在、総合病院の回復期リハビリテーション病棟で勤務する、理学療法士14年目です。

本業の病院勤務を続けながら、副業として整体業を始めて1年半が経ちました。

かつての私も、あなたと同じ「技術屋理学療法士」でした。

目の前の患者様のために技術を磨き続ける一方で、病院での評価に強い違和感を抱いていました。

技術を磨けば磨くほど、患者様からの信頼は確実に積み上がる。

しかし、その評価が給料や昇格に反映されることは、ほとんどありません。

この矛盾に直面したことがきっかけで、私は理学療法士11年目のとき、ひとつの大きな岐路に立ちました。


この記事では、

技術屋理学療法士が病院で評価されにくい理由

私が「副業整体」という選択をした背景

について、実体験をもとにお伝えします。

あなたがこれまで培ってきた技術や経験は、決して無駄ではありません。

ただ、活かす場所を間違えているだけなのです。


この記事を読むことで、あなたは次の3つを得られます

✅なぜ、技術を磨き続けても病院では評価されにくいのか

 その構造的な理由を、感情論ではなく「病院側の論理」から理解できます。

✅「技術屋理学療法士」という生き方が間違っていないと確信できる視点

 評価されないのは能力不足ではなく、場所の問題だと腹落ちします。

✅病院を辞めずに、技術を収入とやりがいにつなげる現実的な選択肢

私自身が選んだ「副業整体」という道と、その実態を知ることができます。

最初にお伝えしておきますが、これは独立開業を煽る話ではありません。

家族・本業・リスクを踏まえたうえで、技術屋理学療法士が“現実的に報われる道”を考える記事です。

【技術屋理学療法士とは|技術を磨いても評価されない現実】

まず、「技術屋理学療法士」という言葉について説明させてください。

これは私が作った造語です。

技術屋理学療法士とは
  • 徒手療法や運動療法など、患者様への直接的な施術技術を重視する理学療法士
  • 学会発表や論文執筆よりも、臨床での技術向上に情熱を注ぐタイプ
  • 患者様の身体と真摯に向き合い、触診・評価・治療技術を日々磨き続ける人

私自身、今まで技術屋理学療法士の道を歩んできました。

休日も勉強会に参加し、先輩セラピストの技術を盗み、患者様一人ひとりに合わせた施術を追求してきました。

しかし、病院という組織の中では、この「技術力」は驚くほど評価されません

【理学療法士が技術を磨いても給料が上がらない5つの理由】

理学療法士の給料が上がらない理由はこちらの5つです。

理学療法士の給料が上がらない理由
  • ①患者様から評価が高くても給料に反映されない
  • ②昇格・昇給には反映されづらい
  • ③理学療法士の技術は優劣がつきにくい
  • ④技術が尖るほど周りから理解されなくなる
  • ⑤病院が求めるものと技術屋PTが提供するものにズレがある

一つずつ詳しく解説していきます。

①患者様から評価が高くても給料に反映されない

「あなたの施術は本当に効果がある!」

「あなたにまた担当してほしい!」

こんな言葉をもらえるのは、技術屋理学療法士にとって最高の喜びです。

しかし、これが給料に直結することはありません。

理由は明確です。

医療保険下では診療報酬が固定されているからです。

あなたがどれだけ素晴らしい施術をしても、新人理学療法士が行うリハビリと、診療報酬は同じです。

患者様からの評判が良いからといって「指名料」を取ることもできません。

保険診療という枠組みの中では、技術力と収入は比例しないのが現実です。

②昇格・昇給には反映されづらい

理学療法士の世界は、いまだに年功序列の文化が根強い職場が多いです。

昇格の判断基準
  • 勤続年数
  • 学会発表の回数
  • 認定理学療法士などの資格の有無
  • 委員会活動への参加度

「患者様からの評判」や「臨床での技術力」は、昇格の判断材料として曖昧で数値化しづらいため、評価されにくいのです。

③理学療法士の技術は優劣がつきにくい

これは技術屋理学療法士にとって最も辛い現実かもしれません。

同じ患者様を、同じタイミングで、複数のセラピストが施術できれば技術の差は明確になります。

しかし、これは物理的に不可能です。

例えば、あなたの施術で患者様が劇的に改善したとしても、傍から見たら、「他のスタッフの関わりも大きかったかもしれない」「誰がやっても同じだったかもしれない」と言われてしまうかもしれません。

技術力を客観的に証明する方法がないため、あなたの努力が正当に評価されないのです。

④技術が尖るほど周りから理解されなくなる

技術を磨き続けると、こんな言葉をかけられることが増えます。

「あなただからできるんだよ」

一見、褒め言葉のように聞こえますが、これは技術屋理学療法士にとって複雑な感情を呼び起こします。

なぜなら、この言葉の裏には「特別な技術だから、誰でもできるものではない」「標準化できないから、病院の評価基準には入れられない」「あなた個人の才能であって、組織の成果ではない」こんなニュアンスが含まれているからです。

技術が尖れば尖るほど、組織の中で孤立感を感じるようになります。

⑤病院が求めるものと技術屋PTが提供するものにズレがある

これが最も根本的な問題です。

病院や施設が本当に求めているもの
  • パンフレットやホームページに掲載できる資格や実績
  • 「○○認定理学療法士在籍」「学会発表○回」といった対外的なアピール材料
  • 標準化された均一なサービス提供
技術屋理学療法士が提供できるもの
  • 個別化された高度な施術技術
  • 患者様一人ひとりに合わせた丁寧な対応
  • 長年の経験で培った「見立て」の力

このミスマッチが、評価されない最大の理由です。

【病院で理学療法士の技術力が評価されない本当の理由】

ここまで読んで、あなたは怒りや悲しみを感じているかもしれません。

しかし、冷静に考えると、病院側の論理も理解できます。

病院経営の視点から見た現実

病院は医療機関であると同時に、経営体でもあります。

経営者の視点
  • 診療報酬が収入の柱 → 技術力で単価は上がらない
  • 対外的な信用が重要 → 資格や学会発表が広告になる
  • リスク管理が必須 → 属人的な技術より標準化を重視
  • 人材の流動性 → 誰が辞めても回る体制が理想

つまり、病院という組織では、「あなたにしかできない技術」よりも「誰でもできる標準的なサービス」の方が価値が高いのです。

これは決して、あなたの技術が劣っているという意味ではありません。

単純に、病院という場所と技術屋理学療法士の相性が悪いというだけなのです。

技術屋理学療法士に必要なのは「場所を変えること」

私が13年間で学んだ最大の教訓は、「技術を磨くことを諦めるのではなく、技術が活きる場所を見つけること」でした。

病院では評価されない技術力も、別の場所では圧倒的な武器になります。

それが、自費診療の世界です。

【技術屋理学療法士が輝ける場所|副業整体で変わった3つのこと】

私は理学療法士11年目の時に、副業で整体業を始めました。

現在2年目(執筆時点で1年半経過)ですが、この決断は人生を変えました。

①技術力がそのまま収入に直結する

自費診療では、あなたの技術力がそのまま料金に反映されます。

技術力=収入

施術の質が高い → リピート率が上がる

リピート客が増える → 口コミで新規客が来る

評判が上がる → 単価を上げても選ばれる

この好循環が、病院では絶対に味わえない充実感をもたらしてくれます。

私の場合、開業当初は1回8,000円でスタートしましたが、現在は1回10,000円で施術しており、リピート率は80%を超えています。

②患者様(クライアント)の反応が直接返ってくる

自費診療では、患者様は「お金を払ってでもあなたの施術を受けたい」と選んでくれます。

病院:保険診療で選択肢がない中での「割り当て」

整体:数ある選択肢の中から「あなた」を選ぶ

この違いは、技術屋理学療法士のモチベーションを大きく左右します。

「次回もお願いします」という言葉の重みが、病院とは全く違います。

それは、あなたの技術を本当に必要としている人からの、心からの感謝だからです。

③自分の技術を自由に試せる

病院では、上司や先輩の方針、病院のプロトコルに従う必要があります。

しかし、副業整体ではあなたが培ってきた技術を100%発揮できます。

施術時間を自由に設定できる(30分でも90分でも)

使いたい手技を自由に選べる

患者様一人ひとりに最適なオーダーメイド施術が可能

この自由度が、技術屋理学療法士にとってどれほど価値があるか、やってみて初めて実感しました。

【技術屋理学療法士へのメッセージ|あなたの技術は無駄じゃない】

もしあなたが今、「このまま病院で働き続けていいのだろうか」と悩んでいるなら、この言葉を贈ります。

あなたが培ってきた技術や経験は、決して無駄ではありません。

ただ、その技術を活かす場所が、病院ではなかっただけです。

技術屋理学療法士は、技術がものをいう領域で戦うべきです。

それが自費診療の世界であり、副業整体という選択肢です。

まずは副業で腕試しを

いきなり独立開業する必要はありません。

まずは副業で、あなたの技術が世間で通用するか試してみてください。

リピート率が高い → 技術が評価されている

口コミで広がる → あなたの施術に価値がある

単価を上げても選ばれる → 本物の実力がある

これらの結果が出れば、あなたは世間に必要とされている技術屋理学療法士だということです。

そして、その自信が持てたなら、独立開業という道も見えてくるでしょう。

病院を辞める必要はない

誤解しないでください。

私は「病院を辞めるべき」と言っているわけではありません。

病院での仕事には、病院でしか得られない価値があります。

急性期や回復期の経験

多職種連携のスキル

医療保険制度の理解

安定した収入

これらは、副業整体では得られません。

私自身、今も総合病院で働き続けています。

病院での仕事と副業整体、両方があるからこそ、理学療法士としてのキャリアが豊かになると感じています。

【まとめ|技術屋理学療法士のあなたへ】

技術を磨いても評価されない。

給料が上がらない。

この悩みを抱えている技術屋理学療法士は、あなただけではありません。

しかし、病院で評価されないからといって、あなたの技術に価値がないわけではありません。

ただ、活かす場所を変えるだけで、あなたの技術は輝き始めます。

私は副業整体を始めて、初めて「理学療法士として生きていてよかった」と心から思えるようになりました。

患者様からの「ありがとう」が、病院とは違う重みで返ってきます。

あなたにも、同じ経験をしてほしい。

技術屋理学療法士には報われてほしい。

その想いで、この記事を書きました。

もしこの記事があなたの今後の選択肢の一助になれば、これ以上の喜びはありません。

技術屋理学療法士のあなたへ、技術がものをいう領域でともに戦いましょう。


この記事を読んで、「副業整体、少し興味が湧いてきた」と感じた方もいるかもしれません。

私自身、最初は「本当に自分にできるのか?」「どこから手をつければいいのか?」と不安だらけでした。

そんな当時の自分に向けて書いたのが、次の記事です。

▶【副業整体の始め方|完全ロードマップ】

初期費用は? 場所はどうする? 集客は?

開業前の私が知りたかったことを、実体験ベースで解説しています。