回復期の理学療法士が副業整体を1年半続けられた理由|ストレスのない仕組みの作り方

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「この働き方、あと何年続けるんだろう…」

回復期病棟で働きながら、そんな言葉が頭をよぎったことはありませんか?

私は理学療法士として14年間働き続けてきました。

患者様のリハビリに全力を注ぎ、少しずつ技術も磨いてきました。

退院時に「先生のおかげで歩けるようになった」と涙ながらに感謝してくださる患者様を見るたびに、この仕事を選んでよかったと心から思ってきました。

それでも、給料明細を見るたびに感じる虚しさは消えませんでした。

どれだけ患者様から信頼されても、どれだけ技術を磨いても、それが給与や評価には直結しない。

回復期という現場の特性上、シフト制で休日も不規則。

家族との時間も削られていく。

『副業』という選択肢が頭にあっても、

「家族がいるのに失敗したら…」

「職場にばれたら…」

「そもそも何から始めればいい?」

という不安が先に立ち、なかなか一歩を踏み出せずにいました。

そんな私が、副業整体を始めて1年半。

現在も無理なく継続できています。

この記事では、回復期勤務という制約の多い環境の中で、私がなぜ副業整体を続けられているのか、その理由と仕組みをリアルに公開します。

「楽して稼ぐ」でも「今すぐ独立を」でもなく、本業・家族・リスクを全部考えた上での現実解です。

なぜ私が副業を始めたのか

理学療法士としての仕事に満足していた私が、副業を始めた理由はシンプルに「将来への不安」です。

「この働き方を、あと何年続けるんだろう…」と葛藤した結果、副業を始めることにしました。

技術を磨いても、評価されない現実…。

回復期病棟の理学療法士として14年間勤務してきた私は、それなりに経験を積んできたと思っています。

徒手療法、動作分析、退院支援の連携…どれも現場で鍛えられた技術です。

しかし病院の給与体系はほぼ年功序列。

患者様から「また来てほしい」「あなたでよかった」と言われても、それが給与には反映されない。

成果が見えにくい構造の中で、じわじわと「自分は何のために技術を磨いているのか」という疑問が積み重なっていきました。

これは私だけではないはずです。

理学療法士の平均給与は全職種平均を下回ることも多く、経験年数に比例して給与が大きく伸びるわけでもない。

現場でどれだけ患者様の役に立てても、それが収入に直結しない構造は、長く働けば働くほど違和感として大きくなっていきます。

副業整体という選択肢

「自分の技術を、もっと直接的に誰かの役に立てる形で使えないか」

そう考えたとき、最初に思い浮かんだのが整体業でした。

理学療法士としての解剖学・運動学の知識、身体評価の技術、患者様との信頼関係の築き方。

これらはそのまま整体師としての強みになる。

しかも整体業は、利用者様に喜んでもらえることが直接収入につながります。

「また来たい」「友達に紹介したい」という声が、数字として返ってくる。

病院勤務では感じられなかったその感覚が、私を副業整体へと動かしました。

とはいえ、当時の私には2人の子どもがいました。

家族を養う責任がある。

大きなリスクは取れない。

だからこそ、私が目指したのは「大きく成功する仕組み」ではなく、「大きく失敗しない仕組み」でした。

私が1年半続けられた3つの仕組み

副業整体を始めて1年半、今も無理なく継続できています。

その理由は、始める前にしっかりと「続けられる仕組み」を設計したからです。

私が実践している3つの仕組みを紹介します。

仕組み①|生活サイクルに合わせたシフト設計

回復期病棟で働く理学療法士の休日は、固定制ではなくシフト制です。

私の場合、平日1日と土日のどちらか1日が休みになるパターンが多い。

この「平日の休み」を副業整体の営業日に充てています。

具体的な営業時間は10時〜14時。この設定には理由があります。

レンタルサロンの開始時間が10時から

子どもの下校が15時なので、余裕を持って帰宅できる

施術は1人60分なので、3〜4件に集中できる

土日は家族との時間を優先し、副業は入れていません。

無理に詰め込まないからこそ、身体的にも精神的にも疲弊せず、本業にも影響が出ない。

このシフト設計がなければ、おそらく1年も続かなかったと思います。

副業は「空いた時間にやる」ではなく、「生活に組み込む」発想が大切です。

仕組み②|コストを最小化してリスクを下げる

副業を始めるにあたって、私が最も慎重に考えたのがコスト設計でした。

私の場合、副業整体を開業するまでにかかった初期費用は4万円でした。

詳しくはこちらの記事をご参照ください。

ランニングコストは、ホームページ維持費・会計ソフト・民間保険などで月額約4,000円程度。

これは副業収入から見れば非常に小さな割合です。

レンタルサロンを利用しているため、自宅を開放する必要もなく、固定の家賃も不要。

売上の約15%がサロン利用料になりますが、その分リスクは大幅に抑えられています。

実際に、営業開始1か月目で初期費用と1年分のランニングコストをすべて回収できました。

2か月目からは純粋な利益の積み上げになっています。

仮に何らかの事情で休業しても、月4,000円のランニングコストさえあれば、事業を維持しながら再開を待てます。

「大きく成功する仕組み」より「大きく失敗しない仕組み」。

このマインドセットが、長く続けるための土台です。

仕組み③|職場との関係を守る運営スタイル

理学療法士界隈では、まだ副業に対してネガティブな空気が残っています。

私の職場では副業禁止の規定はありませんが、周囲への配慮は欠かせません。

私が心がけているのは、「職場の人間関係を壊さない運営」です。

具体的には以下のような工夫をしています。

SNSでの顔出しや職場・病院名の公開は一切しない

利用者様と職場が重ならない地域・時間帯での営業

副業の話題を職場では一切しない

副業の売上は確定申告を通じて適正に申告し、住民税は自分で納付する設定にすることで、職場に副業収入が伝わりにくい仕組みも整えています。

「職場に荒波を立てない」ことは、長く副業を続けるための重要な条件の一つです。

副業整体が本業の足を引っ張るようでは意味がありません。

本業をしっかり守りながら、副業を積み上げていく姿勢が大切です。

あなたが今すぐできること

この記事を読んでいるあなたが、もし「副業整体に興味はあるけれど一歩が踏み出せない」と感じているなら、まず以下の3つを考えてみてください。

ステップ①|今の生活サイクルを書き出す

副業整体を始める前に、まず自分のシフト・休日パターンを整理してください。

「平日に何時間の空き時間があるか」「家族との時間をどう確保するか」。

この設計を先に行うことで、無理のない営業スタイルが見えてきます。

ステップ②|コストの上限を決める

初期費用とランニングコストの上限を決めてから動いてください。

「最大いくらまでなら失敗しても許容できるか」。

この数字を先に決めることで、必要以上に不安を抱えることなく動けるようになります。私の場合は初期費用4万円、月額コスト4,000円が基準でした。

ステップ③|職場環境を確認する

副業禁止規定があるかどうかを就業規則で確認してください。

禁止されていない場合でも、職場の文化や人間関係への影響を考慮することが大切です。副業をどのように運営すれば、本業への影響を最小化できるか。

この視点は最初から持っておくべきです。

▶関連記事:【理学療法士の副業はバレる?】原因6つとバレない対策法を徹底解説

まとめ

「この働き方、あと何年続けるんだろう」という問いに、私はまだ明確な答えを持っていません。

でも今は、その問いがかつてほど怖くなくなりました。

副業整体という選択肢を手に入れたことで、本業だけに依存しない働き方の土台ができました。

患者様から感謝される本業の充実感と、利用者様の笑顔が収入に直結する副業の手応え。

その両方を持てるようになったことが、日々の仕事への向き合い方を変えてくれました。

私がこの記事で伝えたいのは、「副業を始めよう」という煽りではありません。

ただ、今の環境だけがすべてではない。

技術と経験を持つあなたには、もっと多くの選択肢がある。

そのことを知ってほしいのです。

家族がいる、リスクは取れない、職場に迷惑をかけたくない。

そういう現実的な制約の中でも、ちゃんと続けられる仕組みを作れば、副業整体は機能します。

「ストレスなく続けられること」を最優先に設計した私の副業整体は、今日も動いています。

まずは一歩。

生活サイクルを書き出すことから始めてみてください。

それがすべての出発点です。

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